巨峰とピオーネを種抜きにする「ジベレリン処理」と「傘かけ」を晴天の日に行っています。
6月に入り、間もなく勝沼も梅雨になるみたいです。
晴天の日にしたい作業がいっぱいありますが・・・追い付きません。
「ジベ」は房の先端まで開花し終え、粒になった物だけを溶液に浸けて行きます。
まだ蕾の状態で付けてしまうと、粒が変化したり、固くなってしまうので注意が必要です。
デラウエアの「ジベ」と同様に着色した溶液に1つ1つ漬けて行きます。
この溶液は品種によって薬剤の濃度が違います。
巨峰はピオーネの2倍の濃い液体です。
加える薬剤も変わるので、品種が変わる時には、間違っていないか確認します。
「ジベ」直後はピンク色に濡れています。
「ジベ」をした房には、小さな紙の傘をかけます。
片面に蠟が付いており、ツルツルしています。このツルツルした面を内側にして、房に傷が付かない様にします。
出来るだけ雨に当てない事で、病気にもならないし、綺麗なブドウに仕上がります。
乾いていまうと、ほとんどピンク色が分からなくなってしまいます。
傘をした事で「ジベ」した房の目印になります。
今年は春先の天候が不安定だったので、房の生育にバラつきがあるので、2~3回に分けて「ジベ」を行う予定です。
作業は1人がコップを持って「ジベ」を行い、その直後を傘をかける人が付いて行きます。
「ジベ」をする人は、房の先端まで花が咲き終えているのをしっかり確認し、傘をかける人は忘れた房がないか注意しながらします。
成長ホルモンも入っているので、ここから急激に大きくなります。
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